今回の記事では2つの事について書いていきます。
- イクリプス製カーナビAVN9904HDを違う車から外し取り付けた場合の日付の設定方法です。
- GPSロールオーバーの問題で日付がズレてしまう問題についてです。
結論としてイクリプス製カーナビAVN9904HDの日付設定画面は無いんです。じゃあどうすればいいのって思いますよね。1つ目の事を書いていきます。
イクリプス製カーナビAVN9904HDを違う車から外し取り付けた場合の日付の設定方法
イクリプス製カーナビAVN9904HDで日付設定したいけど設定画面ないよね??
平成16年式のセレナを平成25年に購入した時に付いていたイクリプス製カーナビAVN9904HDをLA300ミライースに付けました。
そして「日付を確認したい」って思ってイクリプス製カーナビAVN9904HDで日時の設定をしようとしたんですが、なぜか出来ない・・・。
色々調べていくと自分では設定できない仕組みだったようです。
まじか・・・。
このタイプのカーナビは当時アンテナフィルムで日付や位置情報を取得していたみたいです。
取り外す時にアンテナフィルムまで取り外していなかったので、LA300ミライースでは位置測定が出来てなかったんです。
「まあカーナビは使わないし、CDとか、DVDが見れたらいいや」
って思ってたんですよ。
イクリプス製カーナビAVN9904HDはGPSで日付を自動で取得してくれる
色々調べると、イクリプス製カーナビAVN9904HDは、GPSで日時を認識するようで、「あー、どうしたものかな・・・」って思ってました。
まあ日付や時間をそこまで見なかったり、後付で時計も付けれるわけですから「そこまで必要ないかな」って思ってましたが、「まあCDを内部のHDDに取り込む時に正確な時間で取り込んでくれるだろう」っと思って置型GPSを購入しました。
置型GPSを購入
今の時代フィルムじゃなくて置型GPSなので設置も簡単ですし、価格も安かったので買ってみました(^^)
商品詳細ページでイクリプス製カーナビAVN9904HDが使えるとは書いてなかったのですが、いざつけてみると使えましたので安心して購入してください(^^♪
これで日付の表示は完了です。
私は日付設定するのにネットで色々調べて、ナビも触り結構な時間を費やしてしまったので、数千円で解決するので悩んでおられる方はぜひこれで解決してすっきりさせてください(^^♪
GPSロールオーバーの問題で日付がズレてしまう問題について
もう1つが最近、特定のECLIPSEのカーナビゲーションシステムで、ある問題が発生しています。
その原因は「GPSウィークロールオーバー」という、GPSのシステム上の問題によるものです。
GPSウィークロールオーバー問題とは?
GPSウィークロールオーバー問題とは、GPSシステムが週数をカウントする際に使用するデータのビット数に限りがあるため、一定期間が経過するとカウントがリセットされる現象です。このリセットが発生すると、カーナビゲーションシステムの日付情報が誤って表示される可能性があります。
GPSウィークロールオーバー問題をたとえ話で理解
GPSウィークロールオーバー問題を理解するには、ある特別な「時計」を想像してみてください。
この時計はとてもユニークで、実は週をカウントする機能があります。
ただし、この時計の特殊性は、その週数を表示するダイヤルが0から1023までの数字しか表示できないことにあります。
これは、約19.7年(正確には1024週)を数えると、ダイヤルが最大値に達し、その後は0に戻ってしまうということです。
この時計を使っている町を想像してみましょう。
町の人々はこの時計を基に、日々の活動やイベントのスケジュールを組んでいます。19.7年が経過し、時計のダイヤルが0にリセットされた瞬間、何も知らない町の人々は混乱に陥ります。
なぜなら、彼らのスケジュールは突然「過去」に戻されてしまったように見えるからです。
例えば、実際は2024年2月であるにもかかわらず、時計はまるで「2004年5月」を指しているかのように振る舞います。
この「時計」はたとえ話ですが、難しい話をすると、GPSシステムでは、週数をカウントするために10ビットのカウンタを使用していますが、このカウンタは1024週ごとにリセットされます。したがって、GPSウィークロールオーバー問題は、このカウンタがリセットされるたび、約19.7年ごとに発生します。
最初のロールオーバーが1999年8月に発生し、次に2019年4月にもう一度起こりました。次のロールオーバーは2038年11月に予定されており、この周期的なリセットは、GPSデバイスが正確な日付と時間を維持できない場合、ナビゲーションの誤動作やその他の時間依存の機能に影響を与える可能性があります。
このたとえを通して、GPSウィークロールオーバー問題が技術的な限界から生じる周期的な現象であり、適切なソフトウェアの更新や機器の調整を行うことで、実際の影響を最小限に抑えることができるんです。ただしECLIPSEのカーナビでは解決できないんです。
具体的には、対象となるECLIPSEのカーナビでは、「発生日」以降、以下のような影響が報告されています。
影響A
- 目的地を設定した際に到着予想時刻が表示されない
- 地図画面での時計表示がない
- VICS情報の表示不可
- カレンダーやメンテナンス等の日付が不正確、またはその画面を表示するボタンが押せない
影響B
- 現在の日付表示が正しくない
- 目的地履歴やカレンダーの日付や順序が不正確
- 目的地検索時の休日規制情報やVICS統計渋滞情報の考慮が不正確
これらの問題は、GPS衛星による自車位置の測位精度には影響しませんが、日常のナビゲーション利用においてはかなりの不便をもたらすことが予想されます。
上記の対象となるECLIPSEのカーナビの影響A、影響BはこちらのPDFで確認することが出来ます。
GPS週番号ロールオーバーにともなうECLIPSEカーナビゲーションへの影響について(お詫び)
解決策はあるのか?
残念ながら、現時点では自ら行える直接的な解決策はありません。
ECLIPSEカーナビゲーションは日付情報を自動で調整する仕様のため、日付を手動で修正することはできません。また、ソフトウェアの修正や部品の交換による製品側での対策も現在のところ不可能とされています。
このような状況の中で、自分にできることは、まずはこの問題の存在を知り、理解することぐらいです。
そして、メーカーからの情報発信を確認し、可能な限り最新の情報を得るようにしましょう。問題解決に向けた動きがあれば、それに対応する方法を考えることが重要です。
はしーの視点
この問題に対する直接的な解決策は提供できないものの、「こうゆうことが原因で起きているんだ」と理解できる事でぐっと気持ちが楽になりますよね(^^)/
将来的には、テクノロジーやソフトウェアの進化によって、このような問題が回避されるようなシステムが開発されることを期待するしかないですよね。
それまでは、私たちユーザーは情報に敏感であること、そして発生する可能性のある問題に対して柔軟に対応できるよう、準備をしておくことが大切です。
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